株式会社パイオニアの株を買いたい人の為のページ
株式会社パイオニア
種類 株式会社
市場情報 東証1部 6773
foooで検索
本社所在地 〒153-8654
東京都目黒区目黒1丁目4番1号
電話番号 TEL:03-3494-1111(大代表)
FAX:03-3495-4428
設立 1947年(昭和22年)5月8日
業種 電気機器
事業内容 音響機器・映像機器の製造販売
代表者 須藤民彦
資本金 49,049百万円(2006年3月31日現在)
売上高 連結:7,549億円(2006年3月期)
総資産 連結:6,807億円(2006年3月期)
従業員数 連結:38,826名(2006年3月期)
決算期 3月
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行・信託口(6.6%)
日本トラスティサービス信託銀行・信託口(6.1%)
主要子会社 東北パイオニア株式会社(東証2部)
外部リンク http://pioneer.jp/
概説
創業者である松本望がアメリカ製のダイナミックスピーカーに聴き惚れて自分の手でも作りたいと強く願い、1937年に国産初のダイナミックスピーカーを自身の手で開発したことより始まった。「パイオニア」とは、そのスピーカーの商標であった。翌年、福音商会電機製作所を設立し、販売を開始した。1961年には商標であったパイオニアを正式に社名とした。その後、世界初のセパレート型ステレオを発売し、オーディオブーム全盛の頃には山水電気、ケンウッド(当時の社名はトリオ)と並びオーディオ御三家(俗にいうサン・トリ・パイ)と呼ばれた。
プロフェッショナル向けオーディオブランドとしてTAD(Technical
Audio Device)を持ち、多くのスタジオにモニタースピーカーなどを納入している。一般向け高級オーディオブランド
Exclusive と並び、オーディオマニアには著名である。欧米市場では70年代初頭までCENTREXというブランド名が使われた。但し国内ではパイオニアのみのブランド展開であったため、この事実を知る者は意外と少ない。
車載用のオーディオにも早くから目をつけており、世界初のコンポーネントカーステレオを発売し、その後GPS搭載の世界初カーナビゲーションシステムを開発した。DVD搭載型、HDD搭載型を次々と開発して、カロッツェリアのブランド名とともに、カーコンポーネント事業では世界トップの技術とシェアを持つ企業にまで成長した。
また、日本ではレーザーディスクの盟主としても知られており、日本ビクターの開発したVHDに国内の主要電機メーカーのほとんどが賛同した不利な形でシェア争いが始まったが、創業者松本望はじめ社内の反対勢力を当事社長(パイオニア中興の祖)石塚庸三がその将来性を説き続けついには反対勢力を押し切り販売導入に漕ぎ着けた。導入期には一時的な販売不振にあったが、結果パイオニアの大勝に終わった(その後、DVDに取って代わられた事により、現在はレーザーディスク事業からは他社同様に実質撤退しているが、細々とではあるがプレーヤーの生産は続けている。また、今日のパイオニアグループのスケールはこの事業の大成功で拡大したといっても過言ではない)。その後、DVD-RやDVD-RWを開発するなど、光ディスク事業においても高い技術を持った。
しかし、DVDメディアの製造販売からは早々に撤退しており、むしろDVD業界におけるパイオニアの功績は高い技術力を反映したPC用DVDドライブにあったといえる。DVDドライブ時代の当初からプロも認める高性能なドライブを発売すると同時に性能を落とした廉価普及版も投入し、パイオニアはDVDドライブのスタンダードとなっていった。パイオニアのドライブでの書き込み品質が良かったのはもちろんそれ自体の高性能さもあるものの、ディスクとの相性の良さがあったからと言える。DVDレコーダーでは松下電器産業や東芝と共に御三家の一つとして数えられておりシェアも高いが、近年の低価格化競争によって利益を圧迫される状態が続いている。2006年6月にはDVDレコーダーの新規開発を中止すると報道された[1]が、パイオニアはこれを否定した。
一方、ディスプレイではCRT方式のリアプロジェクションテレビ(パネルは他社製)を海外向けに販売する程度で大きなシェアは持っていなかったが、1997年12月に世界で初めて民生用高精細50インチ型ワイドプラズマテレビを発売した。(42型ワイドプラズマテレビは同年11月に富士通ゼネラルが世界で初めて発売。) その社運を賭けたプラズマテレビにおいては、国内ではパネルも自社生産できる数少ないメーカーの一つであり(ただしチューナーは他社のOEM)、独自の技術で擬似輪郭や消費電力などのプラズマテレビの弱点の数々を克服している。また、古くから培ってきたオーディオ技術も搭載し音質も良いといわれる。かつては43V型と50V型のみを製造していたが、NECプラズマディスプレイの買収により、61V型もラインナップに加えた。
しかし、最近になってリアプロジェクションテレビやSEDが注目されつつあり、大型化が困難であった液晶テレビもプラズマと同等のサイズの物が開発されるようになってきた。プラズマディスプレイにおいてもライバルである松下電器産業と日立製作所が業務提携を結ぶなど、パイオニアは苦しい立場にある。今後も必至であろうディスプレイ戦争においてパイオニアが勝ち残っていく為にも、技術面における更なるブレークスルー及び大幅なコストダウンが望まれるところである。
パイオニアは有機ELディスプレイも古くから研究開発しており、カーオーディオの照明や液晶のバックライト、携帯電話の背面、カーオーディオの単色ディスプレイ用などで既に製品化している。2005年には京都大学、三菱化学、ロームと共にフレキシブルな有機ELディスプレイの試作に成功した。
この他にも、1990年代後半はJ-PHONE(現・ソフトバンクモバイル)向けに携帯電話機の供給も行っていた。音響機器メーカーらしく音質は良いと評判であったという。特に携帯初の全面タッチパネル式のDP-211は、付属のペンで手書き入力も可能で、またオプションのカーオーディオに取り付ければハンズフリーにも対応するという、時代を先取りした画期的な商品であった。また、その兄弟機種であるDP-211swは、携帯初の文字メッセージサービス(旧スカイウォーカー、現スカイメール)対応機種であった。
沿革
1938年 福音商会電機製作所という名前で創業。その後、福音電機株式会社に。
1961年 パイオニア株式会社に商号を変更。当初はオーディオ専業であった。
1962年 世界初、セパレートステレオ発売。
1970年 米国ワーナーブラザーズ・レコードとの合弁会社、ワーナー・パイオニア(現、ワーナーミュージック・ジャパン)を設立。
1975年 世界初、コンポーネントカーステレオを発売。
1980年代 レーザーディスクを展開し映像分野に進出。その後、CD-ROM等のデバイスも手がける。
1980年代 「音と光の未来をひらく」をキャッチフレーズとする。
1984年 世界初、CD、LD両方の再生が可能なLD/CDコンパチブルプレーヤー発売。
1987年 カーオーディオ用ブランドを「ロンサム・カーボーイ(Lonsome
Car-boy)」から現在の「カロッツェリア(carrozzeria)」に名称変更。
1990年 ワーナー・パイオニアから資本撤退。
1991年 市販品では世界で初めてGPSカーナビゲーションシステム発売。
1992年 民生用では世界初の96kHz/16bit・ハイサンプリング対応DATレコーダー「D-07」(価格14万円(当時・税別))発売。
1994年 96kHz/16bit・ハイサンプリング対応の民生用普及型DATレコーダー「D-05」(価格7万5千円(当時・税別))発売。
1995年 マッキントッシュ互換機PC発売。
1996年 DVDプレーヤーおよび世界初の家庭用DVD/LD/CDコンパチブルプレーヤー発売。
1997年 ハイビジョン対応プラズマディスプレイシステム(価格250万円(当時・税別))・世界初、DVDカーナビゲーションシステム発売。
1998年 創業60周年に伴い、ロゴマークを現行のものに変更。同時に英語の社名も"PIONEER
ELECTRONICS CORPORATION"から"PIONEER
CORPORATION"に変更
1999年 世界初、DVD-RWフォーマット対応DVDレコーダー発売(価格25万円(当時・税別))。
2001年 世界統一ブランドスローガン"sound.vision.soul"導入。
2001年 業界初(車載機器として)『ミュージックサーバー機能』搭載HDD(ハードディスクドライブ)カーナビゲーションシステム発売。
2003年 パイオニアLDC(現、ジェネオンエンタテインメント)の株式を電通に売却。
2004年 日本電気から、プラズマディスプレイ事業(NECプラズマディスプレイ(株))を買収、パイオニアプラズマディスプレイ(株)としてパイオニアグループに組み込む。
2006年 創業者一族・松本家の松本与氏と女優の井川遥の結婚があった。
関連項目
今夜は最高!
夜も一生けんめい。
DVDレコーダー
DVDプレーヤー
DVD
カーナビゲーション
カロッツェリア
セットトップボックス
レーザーディスク
外部リンク
公式サイト
ジェネオン・エンタテインメント (旧、パイオニアLDC)
東北パイオニア 2004年に栗原恵が入社した。
パイオニアマイクロテクノロジー
パイオニアプラズマディスプレイ株式会社